人材不足から人材育成の時代へ

こんにちは。一般社団法人プラスワンライフです。私たちは企業のストレスチェックやメンタルヘルス支援を通して、働く人々と組織の健やかな未来を支援しています。

深刻化する「人材不足」

ここ数年、「人材不足」という言葉を聞かない日はありません。厚生労働省が発表した『労働経済白書(令和5年版)』でも、日本の労働市場において中小企業を中心に人手不足が深刻化しており、その影響で既存の従業員の負担が増加し、離職率が高まるという悪循環が報告されています。

実際に、企業規模にかかわらず「人が足りない」「採用してもすぐに辞めてしまう」という声を私たちも多く耳にします。

今、求められるのは「人を育てる力」

こうした中で今、企業に求められているのが「人材を確保する力」ではなく「人材を育てる力」です。すぐに即戦力となる人材を外部から採用することが難しくなっている今、社内の人材を丁寧に育てる視点がますます重要になっています。

OECD(経済協力開発機構)の調査でも、日本は加盟国の中でも特に「社会人のリスキリング・学び直し」が遅れている国の一つであることが示されています。企業として、人材育成の仕組みや文化を整えることは喫緊の課題です。

育成の前提にある「安心・安全な職場環境」

しかし、どんなに良い研修プログラムや教育体制を整えても、土台となる「職場環境」が不安定であれば、人は成長できません。

人は心理的に安心できる場所でこそ、挑戦し、学び、成果を出すことができます。逆に、職場にストレスや不安が蔓延していると、モチベーションの低下や離職につながってしまいます。

この点において、私たちが提供している「ストレスチェック制度」は、ただの義務対応ではなく、組織の健康と育成文化を支える重要なツールです。

ストレスチェックが「育成の土壌」を整える

50名以上の従業員を抱える企業では、ストレスチェックは義務となっています。その活用方法次第では単なる法令遵守にとどまらず、以下のような効果が期待できます。

  • 職場のストレス要因を可視化し、改善につなげる
  • 従業員の声を聴く仕組みとして、エンゲージメント向上に寄与する
  • マネジメント層へのフィードバックにより、育成支援のあり方を見直す契機となる

このように、ストレスチェックは人材育成を支える「組織風土の診断ツール」としても活用できるのです。

最新の動向:ウェルビーイング経営と人的資本の開示

2023年以降、日本国内でも「人的資本の情報開示」が本格的に始まりました。経済産業省や金融庁も、企業価値を測る上での「従業員の健康・能力開発・エンゲージメント」などに注目しており、今やメンタルヘルスやストレス対策は経営戦略の一部となりつつあります。

人材育成の時代。それは、制度やツールだけでは完結しません。「あなたにいてほしい」「あなたの成長を応援している」そんな言葉が自然と交わされる職場づくりが、何よりも人を育てるのだと思います。

私たちは、そうした「人に寄り添う組織づくり」のお手伝いをしています。ストレスチェックの導入や活用法についてお悩みの際は、どうぞお気軽にご相談ください。


一般社団法人プラスワンライフ
ストレスチェック・職場改善支援・メンタルヘルスサポート
本社:沖縄県浦添市牧港4丁目10番1-1102
✉:biz@plus-one-life.com

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