
【40年ぶりの労働基準法改正へ】
企業が今から押さえておくべきポイントと、これからのメンタルヘルス対策📊
働き方が大きく変わろうとしている今、
「約40年ぶりの労働基準法の見直しが検討されている」というニュースが各所で話題になっています。
まだ“検討段階”ではあるものの、
企業にとっては 「どんな準備が必要か?」 を早めに把握しておくことが重要です。
この記事では、企業にとって特に関連が深いポイントだけをやさしく整理してお伝えします。
1. なぜ「40年ぶりの大改正」と言われるのか📢
労働基準法は長い間、
昭和の働き方(長時間労働・固定勤務)が前提 で運用されてきました。
しかし、現代はまったく異なります。
- リモートワーク
- 副業・兼業
- AI導入で仕事の定義が変化
- 人手不足で一人ひとりの負担が増大
- メンタル不調者・離職者の増加
「今の法律では現場が回らない」という声が強まり、
労働時間の管理や休息時間の見直しが必要になっているのが現状です。
この背景が、「40年ぶりの大幅な見直し」と言われる理由です。
2. 改正で検討されている主なポイント🚨
現時点で議論されている内容は以下です。
▶ 勤務間インターバル制度
「勤務終了から翌日の勤務開始まで、一定の休息時間(例:11時間)を確保する」仕組みです。
欧州では一般的ですが、日本ではまだ普及しておらず、
今後は導入が強く求められる可能性があります。
▶ 割増賃金の見直し
時間外労働に対する割増率が改定される可能性があります。
特に中小企業にとっては影響が大きな部分です。
▶ 副業・兼業の扱い
副業者の労働時間をどこまで管理するか、
企業の責任範囲について議論が続いています。
▶ 高度プロフェッショナル制度の検討
一部の働き方における労働時間の扱いが見直される可能性があります。
3. 企業が今から準備しておくべきこと📝
法改正前でも、以下の対策を進めておくとスムーズです。
▶ 労働時間の「見える化」
まずは実態を把握することが重要です。
- 勤務時間
- 休息時間
- 残業状況
- 勤怠の偏り
こうした情報を整えるだけで、法改正への対応は大きく楽になります。
▶ インターバル制度の試行
義務化される前に 社内でルールづくりを始める のがおすすめです。
▶ 健康管理の強化(特にメンタル)
実は、法改正で一番問われるのが「安全配慮義務」です。
長時間労働や不十分な休息は、メンタル不調に直結します。
“形だけの対策”では企業リスクが高まります。
▶ 管理職のラインケア力を上げる
管理職に求められる役割は確実に増えています。
部下のサインに気づき、適切に対応する力が必要です。
4. メンタルヘルスは法改正とセットで考えるべき理由📌
今回の労働法改正の背景には、
「労働時間とメンタル不調の深い関係」 があります。
- 長時間労働
- 睡眠不足
- 仕事の裁量の少なさ
- コミュニケーション不全
- 職場の孤立
これらはすべて、メンタル不調のリスク要因として知られています。
法律が「休息時間の確保」を求める方向に向かっているのは、
社員の健康を守るために必要だから です。
5. プラスワンライフが提供できる企業サポート🤝
法改正の流れの中で、企業が早期に整えておくべき支援として、
当法人では以下を提供しています。
- ストレスチェック(紙・WEB)
- 高ストレス者支援の導線づくり
- 社外相談窓口(EAP)
- メンタルヘルス研修・管理職研修
- 公認心理師による個別カウンセリング
- 職場改善のアドバイス
- 相談しやすい外部伴走支援
「制度だけ作っても運用できない」企業の力になることを大切にしています。
6. まとめ🔍
今回の労働基準法改正は、働き方の大きな転換期 を迎えていることを示しています。
企業が今からできることは、
- まず実態を知る
- 労働時間と休息を整える
- 管理職の対話力を高める
- メンタルヘルス支援を外部と連携する
この4つが大きな柱になります。
プラスワンライフは、“社員を守りながら成長する企業づくり”のために、これからも伴走していきます。
よくあるご質問(FAQ)❓
Q1. 今回の労働基準法改正は、すでに決定しているのですか?
A. 現在は「検討段階」で、すべてが正式に決まったわけではありません。ただ、国として“働き方の見直し”が進んでいるのは確かで、方向性が示されてきています。急に変わるというよりも、「これから変わっていく可能性が高い」と考えて準備しておくと安心です。
Q2. 勤務間インターバル制度は必ず導入しなければなりませんか?
A. 今のところは“努力義務”ですが、社員の健康確保の観点から導入を始める企業が増えています。睡眠不足や疲労の蓄積はメンタル不調につながりやすいため、制度化すること自体が企業にとってもプラスになります。義務化される可能性も考えられるため、早めに検討しておくとスムーズです。
Q3. 法改正で企業に最も影響が出そうな点は何ですか?
A. 特に大きいのは、
・労働時間の管理
・休息時間の確保
・副業・兼業の扱い
の3つです。
これらは「社員の健康」と深く関わっており、企業の安全配慮義務としても重要視されています。働き方そのものを整えることで、離職防止や生産性の向上にもつながります。
Q4. メンタルヘルス対策は法改正と関係がありますか?
A. とても関係があります。長時間労働や休息不足はメンタル不調の大きな要因の一つです。今回の法改正の議論には、“心身の健康を守る働き方に変えていく”という流れが背景にあります。
つまり、法改正をきっかけに 「メンタルヘルス対策がますます重要になる」 と考えていただくとよいと思います。
Q5. プラスワンライフでは法改正に向けたサポートはありますか?
A. はい、ございます。
当法人では、公認心理師が中心となり、
- ストレスチェック
- 高ストレス者支援
- 社外相談窓口(EAP)
- メンタルヘルス研修(管理職・一般職)
- 個別カウンセリング
- 職場改善のアドバイス
といった“企業の健康管理体制”を一貫してサポートしています。
法改正に向けて「何から始めたらいいかわからない」という企業様にも、伴走する形で無理なく整えていけるようお手伝いしています。
🪴プラスワンライフにご相談ください
一般社団法人プラスワンライフでは、
企業の規模や環境に合わせて最適なOEMプランをご提案しています。
- ストレスチェックDX(デジタル化)サポート
- 外部相談窓口の設置
- 実施後のフォロー体制づくり
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ストレスチェック・職場改善支援・メンタルヘルスサポート
本社:沖縄県浦添市牧港4丁目10番1-1102